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日常が殺風景なこともあって、新しく買ったゲームを夜通しでクリアし
その直後また別ゲーを始めるという中毒者的なループ生活を送っていたら
ブログが四ヶ月止まるという惨事を招いてしまった。
新作の絵を描いてない訳ではなかったし、どうせならその時やっていた
ゲームの記録でも文章に残しておけばよかったのだが
あいにくと何も残っていない。廃人は何も残さないというが本当らしい。

そんなダメ人間なりに、ファンタジー一直線なBLばかりではなく
大人の女子力を磨かねばならないと思いたち、
乙女18禁PCゲー『いじわるMy Master』に手を伸ばした。
私が日ごろ関わらない萌え系の絵柄である。
ストーリーをざっくり説明すると、巨胸と存在感の薄さが悩みの女子高生が
突然魔界にトリップしてしまい、開始五分で人身売買などの被害に遭いつつも
何とか帰る方法を探すというもの。
タイトルだけで全部言っている気がしていたが、いざプレイしてみると
乙女ゲーというより男性向けに近いビジュアルの主人公の
屈強さと肝のすわり具合と場の流されっぷりに圧倒された。

日常パートでは角だの羽だの生えている奇怪な奴らが跋扈する魔界を
主人公・桜上水くるみ(この苗字のせいで家が893疑惑が抜けない)が
持って生まれた『美少女』『料理上手』という武器で
したたかに生きてゆく様子が丁寧に描かれるのだが、
18禁の18禁たるゆえんの恋愛パートに切り替わった途端
画面の八割が肌色で染まる。主に主人公が脱ぎまくる。
日常生活においてたくましさを見せていた主人公が
下ネタとなると借りてきた猫状態なので、ギャップ萌えとも呼べるだろうか。
攻略対象となるイケメンと同程度に主人公もスチル内で目立っているので
よくある感情移入系ではなく『桜上水くるみ』という女子の物語を
見ている感覚でやった方が楽しめると思う。

以下、いつものキャラクター評。ネタバレの嵐。
ついでにエンディング時の主人公の在り方が毎回細かく違うのでまとめて掲載。
意外と長くなったのでメインキャラと+二人のみ。




・レオン
冒頭で王子様的な立場と注釈が入る正統派イケメン枠。ファンタジーな白髪青目。
俺様・わがまま・自分勝手と子供っぽさが目立つが、
攻略対象の中では一番の常識人。常識というか、感覚が比較的まとも。
○年前は魔王に匹敵する魔力を持ち、多くの女性と浮名を流し
使用人を侍らせていたが、魔王の椅子狙いで城に向かい
魔王の一人娘に手を出して魔力を奪われ周辺の者たちがごっそり居なくなって
人間不信が悪化、自宅警備員化というどう考えても自業自得な背景を持つ。
しかし、主人公と交流を深めるうちに
自分本位な考えを改めていく姿はとても素直で好感触。
唯一残った側近アインスに対しては親のような兄のような複雑な感情を抱えている。
自分の元から離れていかないようにとやった『あること』は多分、
彼自身深く後悔しているが自力ではどうにもならないことなので
主人公が解決策を見出す必要がある。
彼の為に命を掛けても意外と死ななかったりするのは
少々ご都合主義だが、バッドエンド回避が多いのは良いことに違いない。
彼のルートではないが、人間界のおやつ(クレープ)を食べたことを
絵付きの手紙で知己に自慢するシーンは本人が出てないのに可愛い。

☆レオンED・主人公のその後
トゥルーエンド……改心した領主の嫁(魔族化)、
ハッピーエンド……改心した領主の嫁(人間サイズの妖精)
バッドエンド……魔界の老夫婦の養子(人間のまま。再会は絶望的)


・デルタ
魔界在住ながら魔法より科学の道を歩もうとしている科学者。変化球イケメン枠、紺髪紺目?
その知識は魔界に流れ着いた人間界の書物(空想科学小説・ラノベ)を頼りにしているため
どこをどう取っても間違えているという残念さが目立つが、
参考資料が間違っているだけで彼自身は天才的頭脳を持っている。
というか、その空想でしかないはずの参考資料を元に
簡素ロボットを製作出来る辺り天才を越えた何か。
書物の内容の正解と不正解を見分ける術が魔界になく行き詰っていたところ、
人間界の一般常識を知る主人公が来ることで研究は一気に発展もしくは後退する。
ごく普通の人間で魔力がまるきりない主人公を人形と思い込みそのまま接するが、
どちらが先に惚れるかで二者の関係は大きく変わる。具体的に言うと『惚れたら負け』。
トゥルーエンドルートの純愛さとハッピーエンドルートの主従関係の差が物凄い。
好きな子には言うことを聞かせて縛り上げたいタイプ(しかし別にSではない)。
個人的に彼の真価はストーリー終盤、トゥルーエンドにて強調される
人間と魔族の寿命差問題の解決法にあると思う。

「主人公は人間だから魔族より早く死んでしまう。でも、ずっと一緒にいたい。
そうだ! 主人公が精巧な魔道人形になれば寿命がなくなるから一緒にいられるよ!」

つい画面を二度見したが見間違いではなかった。本当にこの案は採用された。
最良とされるトゥルーエンドで完成したカップルが
魔族×魔道人形(子供同然の自我を持ったロボットつき)というニッチさに
改めてこのゲームのスゴさを感じた。幸せそうだけど最終的に
デルタが不老不死の主人公を置いて逝去することにならないかだけが心配。
心中してもそれはそれでアレだ。

☆デルタED・主人公のその後
トゥルーエンド……魔界科学者の嫁(魔道人形)
ハッピーエンド……人間界に二人で引越し(デルタが人間に限りなく近い状態。主人公は人間)
バッドエンド……人間界へ送還(人形でないと知られ、興味を失い帰らされる)

・リュカ
魔物と魔族のテリトリーの中間の森に違法スレスレで住んでいる
インキュバス商人。ほのぼの枠。黒髪・目・角と黒ずくめで
髪の毛の隙間にある角に初見はなかなか気づかなかった。
魔界に迷い込んだ主人公を希少な生物と判断して即座に売り払おうとしたが全く悪気はない。
人身売買ではなく「ツチノコを見つけたので捕獲して高値を付けた」感じだと思われる。
その証拠に、売られたくないと態度で示せばちゃんと解放して貰える。
主人公の場合、行くあてがないので彼本人に頼ることになるが。

初対面からまず気になるだろう圧倒的な棒読みについてだが、
これは『動物のお医者さん』の菱沼さんと同じく「口は動くけど
頭で考えるのが追い付かない」のを表現しているだけで声優さんはパーフェクトなお仕事をしている。
それを示すように、あるルートで手紙を朗読する時は凄くマトモに喋る。
また、彼は昼と夜で切り替わる二重人格者で
昼は上記の人畜無害、夜はインキュバス感あふれる性豪(この時も普通に喋る)
というエロゲならではの性質であり、おまけに記憶の共有はされていない為
彼のルートの場合それの対応に悩まされることになる。
エロ要素のない乙女ゲーなら昼リュカと親睦を深めていくのが定石だが、
穏やかに人と接するのを目的とした人格である為か
どれだけ桜上水がアプローチしようと通常の方法では友情の枠から出られない。
えげつないが、要するに夜リュカを先に狙えば活路が見えてくる。主にヒロインが脱ぐ。
何を考えているのか本気で分からない昼リュカと違い、
夜リュカはストレートに愛と欲を向けてくるので
夜リュカとだけ添い遂げるEDも用意されているが、
両方と添い遂げる決意を固める真EDがやはり一番良いと思う。

「生まれてこのかた二重人格で、どっちが本当のリュカかと訊かれても
どっちもホンモノだとしか答えようがない。
夜リュカは女の子にモテるし、君もあっちの方がいいんじゃないの?」
と無自覚ネガティブ嫉妬を打ち明ける昼リュカに
「セクシーもキュートもどっちもタイプよ!」と
一昔前の松浦のような包容力で昼夜両方を生涯の伴侶とした主人公の手腕に拍手。
寿命問題は主人公がリュカと対の種族(リュカ曰くお揃い)の
サキュバスとなることで軽く解決。揃いの羽が素敵。

☆リュカED・主人公のその後
トゥルーエンド……二重人格商人の嫁(サキュバス)
ハッピーエンド……夜リュカの嫁(夜だけ活動できる特殊サキュバス)
バッドエンド……人間界へ送還(人間が魔界に居続けることは出来ないと判断される。悲恋)
超バッドエンド……異界送還(主人公が元いた世界とは違うパラレルワールドに落ちてしまう)

・エヴァンス
サブキャラだけど強烈すぎたので例外的に書く。
初見で太一枠(キチメガ的な意味で)だと思っていたら超ド級の地雷原だったデルタの助手青年。
歯を見せる快活な笑顔、子犬のように懐いてくる姿はあくまでも表面的なものである。
彼が生まれつき持っている規格外の魔力は時間操作に特化しており、
例えば“五分前に食べたお菓子を食べる前の状態で再び手元に戻す”という
深く考えたらヤバいことも平然とやってのける。
なにせ彼は『魔界の正式な出入り口である門を使わず、時期に関わらず、
魔界へ落ちた直前の時間へ主人公を正確に帰せる唯一の人物』である。
出るゲーム間違えてるんじゃないのかと言わんばかりの完全なチート性能だが、
本人はあまり大したことと思っておらず詳しい説明を殆どしてくれないので
敏い主人公すら「そうなんだ、凄いね!」程度でスルーする有様。
というか、彼のルートを進んでいるうちに恐らくその辺のことは頭から吹っ飛んでしまうと思われる。

何故なら最初に書いた通り、彼は正真正銘地雷キャラだからだ。

人当りの良さに心を許した主人公。好きだと告げられ二つ返事でオッケー、割とすぐに襲われる。
襲われること自体は18禁ならもはや珍しくないが(特にこの主人公はエロに弱い)、
擁護されるべき『デルタの研究対象』から『エヴァンスの持ち物』へと扱いが変わったのが運の尽き。
幼少期から親の研究所で特殊才能の実験をされ続け、孤独に過ごしてきたが故
自分以外の人間の考えが全く理解出来ず、しようとも思っておらず、
好感を持った者だけに興味を持ち、興味がなくなればゴミのように捨ててしまえる
ヤンデレを通り越して明らかにメンヘラな部分がザクザクと出てくる。
敵とはいえ人を殺害することにも何ら罪悪感を抱いていない辺り、
サイコパスの気すら感じられるというパーフェクトぶりに
製作者はこのルートだけサイコホラーを目指したんじゃないかと疑いたくなった。
彼を最後まで愛しぬく聖女のような態度でいなければトゥルーエンドは迎えられない。
というか両想いエンドですら不穏な空気が拭い去れていない。
「に、逃げろ桜上水! そいつはお前の手に負えるような奴じゃない!」
と本気でプレイ中に思ったのは彼だけである。もうこいつが魔王でいいんじゃないかな。

☆エヴァンスED・主人公のその後
トゥルーエンド……助手の嫁(魔界の住人?種族不明)
バッドエンド……飼われている雌犬(愛情ほぼゼロ、たまに性欲発散)





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