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TVを点ける度、特に意味もなくバラエティ番組を垂れ流す日々が続き
なにか面白いアニメはないだろうか、といろいろ嗅ぎまわっていたら
『RED GARDEN』というアニメの存在を知った。

TV放送が2007年、OVAが2008年公開と かなり前の作品だが
OPを見た瞬間「なぜ当時知らなかったんだろう!」と後悔した。
曲のテンポといい、シルエット映像のカラフルさといい好みだったからだ。
これは期待、とワクワクしながら1話2話、と視聴していくうちに
乙女チックなムードなど皆無の超リアルな心理/人間描写に打ちのめされた。

それは私が、現実社会や現代日本で生きる少年少女を描写する系のアニメや漫画が
苦手を通り越して嫌いな部類の人間だからだ。
こちとら日々の生活で見失った夢や希望を求めて見に来ているのに、
画面の中のイケメンたちまでも死んだ魚のような目をしていては八方ふさがりだ。
イケメンや美少女が考えに考えて悩みを解決していく様も悪くはないが、
どうせなら善悪クッキリハッキリ、分かりやすく明快な答えを出してくれた方が
見終わった後スッキリする。

しかしこのアニメ、プレスコで声優の演技をアニメに投影しリアリティ満点な中に
少年少女がうまく日常を送れずモヤモヤ、悪役は悪役で試行錯誤を巡らせモヤモヤ、と
モヤッとボールを一億個投げても足りないほどのリアルな“面倒臭さ”を描写している。
あと、序盤は唐突なミュージカルなども取り入れている。

普段ならここで涙を呑んで視聴を止めるところだが、
話を追っていくうちに少しずつ『救い』の部分というか、良い点が見えてきた。

同じ不幸に見舞われた少女たちは肩を寄せ合い、少しずつ交流を深めていく。
が、リアリティ溢れる世界の中では、主人公補正などあってないようなもの。
少女たちが死んだとしても、世界は何も変わらない。
よくあるヒーロー&ヒロインが自分たちだけの世界に浸り、
勝手に地球や世間を巻き込んでいくのとはワケが違う。
そこを理解した時、何やらスカッとした。

また「ふつうの人間ではなくなった」と自覚した際の少女たちの反応も印象に残った。
最初はあまりのことに泣き崩れ、自暴自棄にすらなった彼女たちだが
自らの不幸を身内や友人にひけらかすような真似は一切しなかった。
言ったところで信じてもらえるはずがないから言わなかっただけとも取れるが、
不幸自慢大会が頻繁に開催され、もれなく同情を買う“ご都合主義”を
鼻で笑うような展開に胸が熱くなった。

ネタバレは避けるが、とにかくヒネた素晴らしいアニメだった。
本編終了後の世界を描いたOVA『デッドガールズ』は
恐ろしくベクトルが異なるコメディ寄りのストーリーになっていたが、
根っこのところが同じなので、ふとした瞬間
「あ、やっぱり○○なんだ」「変わってないんだ」と思えるシーンがあり
本編視聴後すぐOVAを目にしたせいもあってか
卒業式の五秒後に自分以外の同級生全員が中年になっていたかのような
言葉にしづらい複雑な感情を抱いた。
OVA版のオチは「何でそうなるんだろう」と真顔で考え込んでしまったが、
少女たちに実害はなさそうだったので深く考えないのが正解だと思われる。


一癖も二癖もある話だが、興味を持たれた方は視聴してみては如何だろうか。

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先週の日曜日、蜷川実花・蜷川宏子展を見に行った。

会場そのものはこじんまりとしていたが、その狭いスペースに
超拡大した写真やパッチワークがみっしりと詰まっていて
かなり濃厚な世界が広がっていた。
蜷川さんが撮る写真は、妙にケバケバしいというか
「色が襲ってくる」ような迫力があって良い。
画面ひとつで全色を網羅しながら、バランスが崩れないのは本当に憧れる。
これがワンコインで見られるなら十分すぎると言えよう。

ポツンと置いてあった感想ノートに下手くそな何かを記入した後、
さぁチラシ貰って帰ろう、と思ったら
展示会出入り口にあった写真集や
パッチワークバッグなどの販売物に目が行った。

一つ一つ手製と思われるオシャレなパッチワークバッグは
先ほど見たカラフルな写真のイメージそのままで
魅力的だったが、新作ゲームと同額という
高額商品(一週間は食べていける額)だった為
涙を呑んで取りやめ。

代わりに一冊、買った。

蜷川妄想劇場 ~mika's daydreaming theater~蜷川妄想劇場 ~mika's daydreaming theater~
(2008/03/22)
蜷川 実花

商品詳細を見る


簡潔に言うと女子のイケメンワールド妄想写真集である。
巷で話題の俳優が毒々しいファンタジックなコスプレをしており、
日頃からイケメンを描けないことに焦りと苛立ちを感じる
私のような人間にとっては、まさしく参考書と呼べる代物になるだろう。

この出費により、白飯と白湯をすする生活に拍車がかかったが
脳と心は幸せなので良しとする。


余談:
展示会の次の日、町を練り歩いた時にうつったのか
過去最大級にタチの悪い風邪を引いて
一週間丸ごと脳内で「死にたい」連呼していた。
何を食ってもボンド味か魚肉ソーセージ味にしか感じず
食欲そのものも失せていたので非常にカロリーオフな日々だった。

豆腐メンタルここに極まれり

 
帰宅時間が遅くなってからというもの、
飯を作り風呂に入り皿を洗って寝る、という
きわめて機械的というか、非常にしょっぱい生活を営んでいる。
ついでに同期の中に自分と瓜二つの外見をした人物が二名も三名もいて
まったく見分けがつかないので、ドッペルゲンガーの法則に従って死ぬ、
影武者を立てて失踪、などという芸当が出来るようになった。つくづく凡庸。


pixivに載せた後、放置していた絵をついでに紹介。



すなづるひめ

「そうかそうか、つまり君はそういうやつなんだな。」

エーミールの名言を思い出す機会があったのでノリノリで描いたもの。
セリフだけの印象で進めたら全然関係ない絵になった。

上記のセリフばかり目についていたけど、いざ調べたらその後の
「結構。僕は君の集めた蝶は全部知ってるよ。
それに、君が蝶をどんなふうに扱っているか、知ることが出来たさ」
という捨て台詞の方が好きになった。
セリフの一言一言に含みや裏の思いがあるキャラクターは
案外、いつまで経っても忘れない。腹黒ともまた違う気がする。


じゃんぴんぐだうん


前々回あたりで触れた、周囲の人間に脳を心配された絵。
当時は素面かつ全力で描いていたが、今になって見るとどうかしている。
エアマスターを読む度に女子高生を描くのはいい加減止めるべきだろうか。

時効だと思うので言うが、この頭おかしい系の絵は
ポスターをも上回るB2サイズで出力された経験を持つが故に
原寸は過去最大級の重さと容量を誇っている。

存在そのものが面倒という、根本的問題を抱える絵である。

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